3Dプリンターの登場で、従来なら熟練した職人でなくてはできなかったものが作れるようになりました。
自分の好きなアニメのキャラクターやペットのフィギュアを作ろうとする人は多いでしょう。
また、試作品を造り完成イメージを確認したり、スモールオフィスやSOHOでのビジネスもサポートします。
あったらいいなと考える夢のようなものを現実に作り出す開発も既に行われています。
すでに、食べ物を作り出す3Dプリンターも登場しました。
ラスベガスで行われた国際見本市2014では、水・砂糖・フレーバー・着色料を投入することで、さまざまな形・色・風味のキャンディや砂糖菓子を作ることができる3Dプリンター『ChefJet』が発表され、2014年の後半には発売されるとこのことです。
3Dプリンターには、扱い方をあやまると社会的に問題になるニュースも既に出てきています。M16ライフルのデータがネットからダウンロード可能になり、それを実際に3Dプリンターで作成して実際に射撃をしている映像がネット上に公開され話題になりました。
現時点では、本物の銃と比べると格段に性能は劣りますが、手軽に誰でも作れてしまうというのは恐ろしいものがあります。
もし、3Dプリンターで作成された銃のように危険なものが事件に使われた場合に、処罰されるのはもちろん犯人ですが、プリンターメーカーや、データを発信した者などどこまで責任を追求されるのか、現時点ではまだ事例を確認できていません。 3Dプリンターを使う人のモラルと、法整備は今後の大きな課題となっていくと思われます。