トップページ > 印刷業界のお話 > 印刷会社の現状 > 選択肢が限られる印刷業界
印刷業界は、デジタル化による影響を避けられません。特にDTPは深刻な影響を与えています。
つまり、DTPによって印刷における前工程(印刷用の製版を作る工程)を専業とする、写植業、版下業などは産業として成立させることが困難となっています。
製版自体がなくなろうとしています。
従来、工程ごとに分業制をとってきた印刷業界にとっては、深刻な問題となっています。
したがって、従来の専業のままDTPに対応するか、別の事業に進出するかを選択することが考えられます。
DTPに対応するといっても、単純なDTPシステムの導入では、写植、製版処理ほどの付加価値が認められず、売り上げの減少は避けられません。
その為印刷機を導入し、従来の工程に加えて、印刷を業務とすることを試みる企業も現れてきています。
しかし、印刷を業務とする場合、既存の印刷業との競争が待っています。