トップページ > 印刷業界のお話 > 印刷会社の現状 > 印刷工程のデジタル化
最近の大きな流れとして、印刷業界において、生産工程のデジタル化が進行しています。
すでに、印刷に関する工程のほとんどがデジタル化され、あるいは、コンピューターによるコントロールが一般的になっています。
印刷の工程は、大きく3つに分けられます。
すなわち、前工程、印刷、後加工の3つです。
前工程は、印刷用の版を作る工程です。
印刷は、印刷機で印刷する工程です。
後加工は、丁合い(帳合いともいう)などを行う、印刷後の工程です。
これら3つのうち、前工程でのデジタル化の進展が顕著となっています。
かつては、前工程、すなわち、版の作成の方法として、鉛植字と写真植字(手動写植)が行われていましたが、コンピューターを使う電算写植に取って代わられました。
前工程のほう版では、製版処理を行います。
当初は、製版処理においてはデジタル化は進みませんでしたが、DTPがその状況を変えました。
今では、前工程のすべてがデジタル化されています。