トップページ > 印刷業界のお話 > 印刷会社の経営を変化させるために > 依存体質の抜けない印刷業界
印刷業界は、ほかの業種に比べて遅れています。
他の業種は、高度成長期以前から、営業管理、リスク分散などを進めています。
これまでの印刷業界では、決定されたことを、より早く、より多く行うことが、印刷業界を支えていました。
従来は、印刷会社は、特定の会社に依存してきました。
その為、営業を行う必要がなく発注元に行くだけで受注が取れていました。
印刷会社にとっては、印刷機さえあればよかったのです。
今現在、印刷会社の経営者は、かつての依存体質に染まった人々によって占められています。
それが、印刷業界の体質改善が進まない原因ともなっています。
彼らはこれまでの成功体験を忘れられず、新しいビジネスモデルを生み出そうという意欲に欠けています。
足元では、先端技術の導入が進んでいます。
しかし、コンピュータの導入による工程の変化への対応は、非常な困難を伴います。
その中で、従来どおりの仕事を行う熟練工と、新しい技術に取り組む若手との間に意識のギャップが生じています。