トップページ > 印刷業界のお話 > 印刷会社の経営を変化させるために > データのWEBページへの転用
印刷用のDTPデータをWEBページに転用することが一般的になってきました。
WEBページは、印刷と同時に制作されます。
当初は、WEBと印刷は別の工程で制作されていました。
しかしDTPデータをWEBデータに変換するツールが開発されたり、DTPソフト自体がWEBぺージへの変換機能を備えるようになりました。
その結果、印刷物の校了後にWEBぺージが制作される形をとることが多くなってきました。
その理由は、DTPとWEBとのデータ変換が簡単にできるようになったのに加えて、発注者側の事情、自らの負担軽減を進めていることがあります。
実際の手順としては、制作の当初からデータがすべてそろっているわけではなく、ぺージ制作の進行にあわせて順次デー夕が追加されていき、印刷物の校了と同時にすべてのデータがそろいます。
しかし、このやり方にも限界が見えてきました。
印刷用のデータをそのままWEBに転用することができないからです。
データの変換時にデザインがおかしくなるのです。
すなわち、印刷とWEBとでは、ページサイズが違い、両者をそのまま転用できないのです。
したがって、印刷用データの転用は効率的ではなく、印刷物の公開・ 市販よりもWEBの公開が遅くなる傾向がありました。